田中将大のWBC出場、ヤ軍は「止められない」 米サイトが現状&懸念点レポート

「ヤンキースは田中のWBC参加を止めることはできない」

 記事では「興味深いことに、2013年のWBC日本代表には、MLB選手が1人もいなかった、イチローでさえもだ」と前回大会の日本の状況を紹介。「もし日本代表がMLB選手を求めれば、田中は選択肢の最上位近くに位置する存在だろう。彼は球界屈指の好投手であり、日本人としては最も優れた投手の一人だ。ヤンキースは田中のWBC参加を止めることはできない。ブライアン・キャッシュマンGMは、シーズン終了後の会見でそれを認めている」と伝えている。

 一方で、前回大会に米国代表として招集されたヤンキースのマーク・テシェイラ内野手(今季限りで引退)が手首の負傷を負ったことを紹介。「言わずもがなだが、田中がWBCで故障してしまったら、という思いは不安にさせることだろう」と指摘している。

 テシェイラは当時、代表チームの練習中に負傷して離脱。開幕後に復帰したものの、手術を受けることになり、同シーズンは15試合の出場にとどまった。記事を執筆したエイシーサ氏自身は田中がヤンキースのスプリングトレーニングに照準を合わせることを願い、寸評を締めくくっている。

 前回王者のドミニカ共和国などを筆頭に多くの国が強力布陣で参加する可能性が浮上している第4回大会。V奪還を目指す侍ジャパンもベストメンバーを揃えたいところだが、果たして――。今後の動向が注目される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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