216安打の「実力」再び証明するために― 西武秋山が来季にかける思い吐露

「200安打はもう1度挑戦したい」

 3年2億円プラス出来高払いで更改した西武の秋山翔吾外野手。1日の契約更改を終えた後、3年という長期複数年に加え、5000万増という大型契約に「2年連続フル出場を評価していただいた。また3年間チームに必要だと言ってくれての契約だと思うので、ありがたいなと思います」と、感謝の言葉を述べた。

 一方で、「複数年契約をしている最中というのは、『保障されている』と見られがちで、数字が出ないと『気持ちが緩んだ』と言われることもあるので、さらにしっかりと結果を残さないと。チームの成績にも、もっと責任を感じなければいけないということだと思う」と、改めて襟元を正した。

 216安打のプロ野球新記録を樹立し、打率も.359を残した昨季に続き、今季も「最低3割は打ちたい」と挑んだが、打率.296に終わった。

「打者として、去年の成績が本当の実力じゃなかったと思わされるシーズンだった。来年はやり返したい。簡単な数字ではないですが、200安打はもう1度挑戦したいですし、3割以上を目指したい」

 鈴木葉留彦球団本部長も「2億円プレーヤーとしての価値観をどうもってくるかが今後の彼にとっては大事。周りの秋山を見る目も変わってくるはず。原点を忘れず、リスペクトされる選手にならなければいけない」と、さらなる成長を期待した。(金額は推定)

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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