レンジャーズ地元紙が球団に決断迫る ダルビッシュは「契約延長かトレードに」

来オフにFAとなれば年俸高騰は確実

「右腕ユウ・ダルビッシュやジョナサン・ルクロイ捕手の契約に取り組む代わりに(両選手とも来季フリーエージェントとなる)、レンジャーズは選手獲得に専念するようだ」

 各球団の首脳や代理人が一堂に会すウインターミーティングで、最優先事項と見られていた2人との契約延長ではなく、補強に力を入れることになるという。

 ダルビッシュはトミー・ジョン手術後のリハビリを経て、今年5月にメジャー復帰。右肩の張りで一時故障者リスト(DL)入りしたものの、7勝5敗、防御率3.41の成績をマークした。ここ3年はシーズン通してフル稼働はしていないが、1つ1つのボールがメジャートップクラスであることは誰もが認めている。トミー・ジョン手術後は復帰2年目以降に完全復活を遂げる選手が多いこともあり、さらなる“進化”も期待される。

 グラント記者は、契約延長には6年総額2億ドル(約229億円)程度の条件が必要だと以前から伝えているが、もし今オフに交渉が成立せず来季終了後にFAとなれば、争奪戦で年俸がさらに跳ね上がる可能性がある。球団が、ダルビッシュの流出、そして年俸高騰を防ぐため、今のうちに契約延長にこぎつけたいと考えるのは当然だろう。ただ、5~8日のウインターミーティングは、動きはなさそうだという。

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