SB五十嵐、現状維持で更改 WLで先発経験「先発の谷間では真っ先に手を…」

メキシコで5試合に先発「いろんな自分を試すことができた」

 13日、ソフトバンクの五十嵐亮太が契約更改。昨年、複数年契約を結んでおり、推定年俸3億5000万円に変わりはなかった。

 五十嵐にとっては不本意なシーズンだった。登板はホークス移籍後最少の33試合、0勝1敗7ホールド、防御率3.62という成績だった。

「自分のイメージとはまったく違うシーズン。変化できなかったというか、適応できなかった悔しいシーズンだった」

 それでも「後半はある程度方向性が見えてきたので、実戦でやった方が身に染み込む」と、自主的に海外ウインターリーグへの参加を球団に直訴。それが認められてメキシコに渡った。これまで中継ぎ経験しかない五十嵐は、先方の勘違いもあって登板7試合中5試合で先発登板。8イニングを投げるなど、数多くの“プロ初体験”を味わった。

「長いイニングを投げることでいろんな自分を試すことができたし、中継ぎでは見つけられないポイントを感じ取ることができた。『ロングリリーフもできますよ』とアピールしたいし、先発の谷間で『誰か先発できるやつはいないか?』って言われたら、真っ先に手を挙げるかもしれない(笑)」

 それでも、ホークスでの来季の役割は「もちろん中継ぎで7回や8回をしっかりと抑えること」と語る。

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