ロッテ唐川が400万円増「ローテに入れる期待をもっての評価」と球団

小谷前2軍投手コーチの指導でフォーム改造が奏功

 来季プロ入り10年目の節目を迎えるロッテ唐川侑己投手が14日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改に臨み、400万円増の5200万円(金額は推定)でサインした。

 8月の楽天戦で5年ぶりに完封勝利を挙げるなど、今季は15試合に登板し、6勝をマーク。小谷正勝前2軍投手コーチからのアドバイスで腕を下げ、スリークオーター気味にした投球フォーム改造が奏功。12勝を挙げた2011年当時の球威が戻った。

 小谷前投手コーチは今オフにロッテを退団し、来季から古巣の巨人に戻るが、「その教えが残っている。こう投げれば打たれないという感覚が、(シーズン)後半になってつかめた。来年に向けて準備ができたシーズン。その感覚を生かして、今からしっかり準備して前進していきたい」と“独り立ち”に意欲。1月は石川、西野らとハワイの自主トレを計画している。

 今年5月には成田高校時代の同級生と入籍。一家の大黒柱としての責任感も芽生えている。「今年少しフォームを変えて、(球の)力強さも戻ってきた。このままいけば、ローテーションに入れる期待をもっての評価」(林球団本部長)と、球団もさらなる飛躍を望んでいる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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