イチローにまたも厳しい見方 来季予想安打は「44本」、再び低評価覆せるか

イチローの来季予想成績は…

「ファングラフス」は早くも来季の予想成績を複数掲載し始めており、イチローに関しては42試合の出場で154打数41安打、1本塁打、14打点、4盗塁、打率.266、出塁率.318、また44試合の出場で167打数44安打、1本塁打、16打点、4盗塁、打率.266、出塁率.318などの数字が並んでいる。スタントン、イエリッチ、オズナの3選手がいずれも600打席以上に立つとされており、ベテラン外野手についてはマーリンズ所属のここ2年間以上に出番が減り、成績も下がると予想されている。

 今月上旬に開催されたウインターミーティングではマーリンズのドン・マッティングリー監督がイチローの来季起用法に言及。今シーズンのプレーについて「彼は本当に、本当によかった。打撃面で素晴らしいシーズンを送った。守備面では、外野に厚みを持たせてくれた」と振り返りつつ、「週に5、6回出場する選手だとは考えていない。代打や週に1、2回出場させるのが、最良の起用法だと思う」と語っていた。

 代打や代走、守備固めの起用は出場機会が不規則でリズムがつかみにくい。イチロー本人も途中出場の難しさを常々語っている。それでも今季は2年前の打率.229という不振からV字回復し、金字塔に到達して見せた。

 現在、メジャー3030安打で歴代25位。ここから100安打圏内には6選手、200安打圏内には11選手がひしめく。来季も厳しい評価を覆し、名手が連なる階段を駆け上がっていけるか。43歳の安打量産、そしてチームをプレーオフ進出へと導く活躍に期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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