セMVPは3年ぶり大台突破、11年目のブレークで3倍増…12月15日の主な更改

広島の3選手が大幅増、ロッテ福浦は1000万円ダウン

 広島の新井貴浩内野手が15日、契約更改に臨み、5000万円増の年俸1億1000万円プラス出来高でサインした。今季は通算2000安打を達成するなど、132試合出場で打率.300、101打点、19本塁打と活躍。25年ぶりのリーグ優勝に導き、初の最優秀選手(MVP)にも輝いた。1億円の大台突破は3年ぶりとなった。

 また、田中広輔内野手は4000万円増の7800万円、石原慶幸捕手は2000万円増の1億2000万円で更改。田中は1番に定着し、143試合出場で打率.265、出塁率.372、13本塁打、39打点。石原は106試合出場で打率.202ながら、守備面で大きく貢献し、プロ15年目でゴールデングラブ、ベストナインを初受賞した。

 ロッテの福浦和也内野手は、ZOZOマリンスタジアムで契約更改に臨み、4500万円から1000万円ダウンの3500万円でサインした。今季は左足首の負傷もあり、36試合の出場。前年の47安打から半減以下の20安打で、打率.244だった。2000本安打まで残り68本と迫まる来季は、24年目のシーズンとなる。

 唐川侑己投手は400万円増の5200万円で更改。8月の楽天戦で5年ぶりに完封勝利を挙げるなど、今季は15試合に登板し、6勝(6敗)をマーク。防御率は2.84だった。

 荻野貴司外野手は現状維持の3280万円でサインし、背番号が「4」から「0」に変更されることが決定。出場71試合にとどまった今季は負傷で4月下旬に2軍落ち。6月下旬に復帰したが、再び9月の日本ハム戦で右足太ももの肉離れで離脱。プロ入りから故障に苦しんでおり、本人は「ケガがゼロになるよう、背番号の変更をお願いしました」と決断の理由を説明した。

 細谷圭内野手は930万円から一気に3倍以上の3000万円と大幅アップ。3試合連続スリーベースや1試合5安打などをマークし、5月15日の楽天戦では代打逆転満塁弾とプロ11年目で大ブレークした。116試合出場で102安打を放ち、プロ10年間で打った56安打を1シーズンで大きく上回った。(年俸は推定)

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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