ホークス寺原が1300万円減の5200万円で更改「働いていないし覚悟はしていた」

シュート習得に意欲、「スタイルは変えていかないと」

 ソフトバンクの寺原隼人が16日、1300万円減の推定年俸5200万円で契約を更改した。

 今季はすべて中継ぎで14試合に登板し、2勝1敗、防御率4.05。先発を含めた21試合に登板して8勝を挙げた昨年から成績を落とした。

「自分でも働いていないと思うし、覚悟はしていた。先発が1度もなく、中継ぎだけだったという悔しさもある」

 千賀滉大や東浜巨など、若手投手が台頭する中「常に危機感をもってやっていきたい」と語る寺原。「スタイルは変えていかないと、今年と同じではまた一緒の結果になる」と、この秋からシュートの習得に取り組んでいる。

「11月は8割方メインで投げていた。1月、2月で自分のものに仕上げておかないと(開幕に)間に合わない」

 さらに「ストライクゾーンをより有効活用できるようにする」ことも来季のテーマに掲げた。先発だけ、中継ぎだけというこだわりはなく「言われたところで投げるだけ」というベテランは、昨年のような輝きを取り戻すため、1月には吉村裕基とともに自主トレを行う。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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