マーリンズが田澤に続きジグラー獲得へ ブルペンの積極補強で世界一狙う

今季途中でレッドソックス移籍、セットアッパーとして勝利に貢献

 16日(日本時間17日)にレッドソックスからフリーエージェント(FA)となっていた田澤純一投手との2年契約を発表したマーリンズが、今度は同じくレッドソックスからFAとなっていた下手投げ救援ブラッド・ジグラー投手を獲得したと、複数の米メディアが報じている。

 マーリンズの補強が止まらない。右腕キャップスをトレードで、左腕ダンをFAで失ったマーリンズは、ブルペンの強化を今オフの重要な補強ポイントとしていた。当初はドジャースの守護神ケンリー・ジャンセンの獲得を目指したが、今オフFA市場の目玉だった右腕は古巣と再契約。マーリンズはすぐに補強プランを切り替え、田澤とジグラーの2枚獲りに踏み切った。

 今季途中にダイヤモンドバックスからレッドソックスにトレード移籍したジグラーは、下手投げの変則ピッチャー。移籍後はセットアッパーとして起用され、33試合に登板し、2勝4敗8セーブ、防御率1.52の好成績を残した。2009年以降は8シーズン連続で64試合以上に登板。メジャー通算では604試合に登板し、34勝28敗85セーブ、防御率2.44という安定したパフォーマンスを見せている。

 球団公式サイトによれば、ジグラーの契約は2年総額1600万ドル(約18億8500万円)+出来高で、田澤と同じくセットアッパーの役割が期待されているという。

 今季レッドソックスのプレーオフ進出に貢献した2人が、来季はマイアミに舞台を移し、マーリンズのプレーオフ進出、そして世界一のために共闘する。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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