監督休養、オレ流GM退任…19年ぶり最下位・中日の2016年10大ニュース

親子鷹で期待の外野手出現、ベテラン左腕は現役最年長に

○近藤弘基が初出場猛打賞、父は初登板ノーヒッター真市氏

 プロ野球史上唯一の初登板ノーヒットノーランを記録した中日・近藤真市投手コーチを父に持つ育成2年目の弘基外野手が7月14日に支配下登録され、初出場となった8月2日の巨人戦(ナゴヤドーム)でいきなり3安打猛打賞の大活躍。父と同様に初舞台での勝負強さを見せつけ、来年以降、親子鷹の活躍に期待が集まる。

○荒木が高木守道氏に並ぶ球団最多盗塁

 荒木雅博内野手が6月30日の巨人戦(東京ドーム)に代走で出場し、高木守道元監督の持つ球団最多タイの通算369盗塁を決めた。39歳のシーズンを終えて通算373盗塁。来年にはあと39本に迫った2000安打の大記録にも挑む。

○ドラフト1位に2球団競合で柳裕也獲得

 東京六大学で歴代8位の338奪三振をマークした明大・柳裕也投手をDeNAとの競合の末、引き当てた。リーグ戦では通算23勝8敗。名門・横浜高出身の右腕は即戦力としての期待が大きい。ローテーション入り、さらには新人王に注目が集まる。

○小笠原2軍監督、就任1年目で大健闘

 日本ハム、巨人でも活躍し、今季から就任した小笠原道大2軍監督が大健闘。就任1年目ながらウエスタンリーグで若竜とともに奮闘し、ソフトバンクに次ぐ2位に。5年ぶりの優勝こそ逃したが、12年から3年連続最下位を経て、15年4位だった低迷期を脱出することに成功した。

○岩瀬が612日ぶり登板、来季から現役最年長に

 岩瀬仁紀投手が左肘の違和感などを乗り越え、4月9日の巨人戦(ナゴヤドーム)で612日ぶりに1軍マウンドに上がった。今季はセーブこそつかなかったが、15試合に登板。DeNA・三浦大輔投手の引退により、来季からは現役最年長となる。通算904試合に登板し、歴代最多402セーブを挙げる鉄腕。プロ19年目の2017年に復活はなるか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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