田中将大は生まれ変わりつつあるヤ軍の「鍵」 「疑いようのないエース」

来季終了後に契約破棄の権利を持つ田中だが…

「右腕は疑いようのないエースであった。キャリアハイの14勝を挙げ、投球回は199回2/3、ア・リーグ3位となる防御率3.07でシーズンを終えた。31試合に登板し、自身初となる200イニングまでも1アウトに迫った。シーズン最後の9先発では、8勝1敗、防御率2.28という内容であった」

 抜群の安定感を誇り、先発として試合を作ることで、チームに勝つチャンスを与え続けた田中。シーズン中には、サイ・ヤング賞の候補として名前が挙がることもあった。エースとしての立場を確立した右腕は、7年契約の4年目にあたる来季終了後に契約を破棄してFAになれるオプトアウトの権利を持っているが、地元メディアやファンは残留を強く願っている。

 その他の項目としては、ベテラン大物選手がチームを去ったことや、ゲイリー・サンチェス捕手をはじめとした若手有望株の台頭などが挙げられた。まさに、生まれ変わろうとしている名門ヤンキース。その中心に、田中がいることは間違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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