09年松坂の“二の舞”危惧 レ軍有望株が膝負傷、地元紙はWBC参加に警鐘

23歳右腕のロドリゲスがウィンターリーグで膝を負傷

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開幕まで残り2か月あまりとなり、名だたるメジャーリーがたちが続々と代表チームへの参加を発表している。そんな中、レッドソックスの地元紙「テレグラム」が若手有望株のWBC参戦について警鐘を鳴らしている。

 話題になっているのは、2015年にデビューした23歳右腕のエドゥアルド・ロドリゲス。デビュー直後から先発ローテの一角を担い、2015年は21試合に登板して10勝6敗、防御率3.85、今季は20試合で3勝7敗、防御率4.71という成績を残した。ベネズエラ出身のロドリゲスは、早々にWBC参加の意向を示していたが、先日、参加中のウインターリーグで膝に軽い怪我を負ったという。

 ロドリゲスは、今年のスプリングトレーニング初日に膝を痛め、5月に入るまでメジャーの先発ローテには入らなかった。記事では「軽傷のようだが、膝の故障のために戦線離脱したことを考えると、チームはより深刻に受け止めた方がいい」と指摘。ファレル監督をはじめレッドソックス首脳陣は、WBC参加に興味のある選手の邪魔はしないとしているが「考え直した方がいい」とし、その根拠として2009年の第2回WBC参加後に故障したまま復活することのなかった松坂大輔(現ソフトバンク)の事例を挙げている。

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