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東大左腕が日の丸、サブマリン復活…2016年、大学&社会人の10大ニュース

「牛丼発言」元プロが社会人で日本一、サブマリンも16年ぶり復活

○各地で完全試合&ノーヒッターの偉業

 投手としての最高の快挙が各地で記録された。10月の関東地区大学選手権では東海大・青島凌也が国際武道大戦で完全試合を達成。東海大相模高で1年後輩の小笠原慎之介(現中日)、吉田凌(現オリックス)らと甲子園に出場した逸材が偉業を果たした。札幌六大学では、のちにDeNAに2位指名される東海大北海道の水野滉也が北海学園大戦でノーヒットノーランを達成。東京六大学では慶大・加藤拓也が東大戦でノーヒットノーランに自身のホームランで花を添えるというリーグ史上初の快挙を果たし、ドラフトでは広島から1位指名を受けた。また、記録面では明大・柳裕也が東京六大学リーグ史上7位の通算338奪三振をマークした。

○元ロッテ渡辺俊介、社会人16年ぶり復帰登板

 社会人に目を移すと、大きな話題となったのがロッテでサブマリンとして親しまれた渡辺の社会人復帰だ。13年オフにロッテを退団後、アメリカの独立リーグなどでプレー。昨オフ、新天地として選んだのが、新日鉄住金かずさマジックだ。01年のプロ入り前に在籍した新日鉄君津以来、投手兼任コーチとして社会人復帰。3月の東京スポニチ大会の東京ガス戦で16年ぶりの社会人公式戦登板。1回無失点に抑え、その後は都市対抗出場にも貢献した。

○元プロの活躍で日本一

 渡辺以外でも社会人で躍動した元プロ選手がいた。DeNA、ソフトバンクでプレーした細山田武史は昨オフに名門・トヨタ自動車に加入。早大で斎藤佑樹(現日本ハム)とバッテリーを組み、DeNA時代には大幅減俸で「食事は松屋か吉野家にする」と発言して話題を呼んだ苦労人だが、正捕手として都市対抗を制して日本一となり、輝きを取り戻した。同じくDeNAでプレーしたJR西日本・加賀美希昇は日本選手権のJR東日本東北戦でノーヒットノーランを達成し、かつてのファンにとってもうれしい話題となった。
 
○休部&統合続々

 不景気のご時世、社会人チームが避けて通れないのが休部だ。11月にJR北海道が業績悪化により休部を発表。創部108年目、現存する企業チームで最古のチームは駒大苫小牧高で田中将大とチームメートだった本間篤史らが在籍するが、クラブチームとして再出発することになった。また、巨人・杉内の古巣である三菱重工長崎は戦力強化を目指すことを理由として、三菱パワーシステムズ横浜に統合されることが発表されている。
 
○トヨタ自動車左腕が上田まりえと結婚

 意外な形で社会人野球がクローズアップされた。元日本テレビアナウンサー・上田まりえがトヨタ自動車・竹内大助投手との結婚を発表。竹内は甲子園にも出場した中京大中京高から慶大に進み、大学2年春の東大戦ではノーヒットノーランの偉業を達成。大学時代から上田と交際し、1度の破局を乗り越えて復縁婚となった。幸せをつかみ、来季のさらなる活躍が期待されている。

 こうして見ると、さまざまな話題に富んだ大学&社会人野球の1年。プロ野球界だけでなく、熱く、興味深い試合を展開している場所はある。2017年はどんなニュースでファンを楽しませてくれるのか。大学&社会人球界が盛り上がることを期待したい。
 
【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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