最速153キロの16歳ブラジル人が話題に! MLB球団と契約目指す日系3世

15歳で代表チーム入りし、昨年9月のWBC予選で約151キロを計時

 早ければ今季終了後にポスティングシステム(入札制度)を利用したメジャー移籍が噂される日本ハム・日本ハム大谷翔平選手。メジャー移籍が実現するのは早くても1年先となるが、今オフは大谷のニュースが日米両国でメディアを賑わせない日はない。そんな“和製ベーブルース”の話題に負けじと注目を集める16歳右腕がいるという。ブラジル出身のエリック・パルジーニョ選手だ。MLB公式サイトが特集記事を組んで紹介している。

 先日16歳の誕生日を迎えたばかりというパルジーニョは、その顔にニキビとあどけなさが残るが、スポーツが盛んな母国ブラジル、そしてアメリカで大いなる注目を集め始めているという。何よりも目を引くのは、最速95マイル(約153キロ)を計時したという速球だ。記事によれば。平均でも90~93マイル(約145~150キロ)に達するそうで、その他にもカーブ、スライダー、チェンジアップを操るという。

 昨夏に行われたU-16パンアメリカ大会では、ドミニカ共和国代表相手に12三振を奪って勝利に貢献。さらには、9月にニューヨークで行われたWBC予選にも代表チーム入りし、パキスタン戦では94マイル(約151キロ)の速球を武器に2アウトを奪い「国際的な話題になった」としている。

 8日(日本時間9日)にはフロリダで開催された2017パーフェクトゲーム・ワールドショーケースに参加し、メジャー全球団のスカウトの前でピッチングを披露。さらに、近日中にもアリゾナにあるメジャー球団の施設で公開練習を行うという。

 記事によれば、MLB機構で野球の国際発展に尽力するカレブ・サントス・シルバ氏は、何年かに1人の逸材を高く評価するという。「エリックはスペシャルな少年だ。体格こそ飛び抜けていないが、ボールが手を離れる瞬間は爆発するかのよう。たくさんのポテンシャルが秘められている」と話し、まだまだ伸びしろはあることを示唆したそうだ。

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