オリオールズ強打者が1日限定でアイスホッケー競技役員に「夢が叶った!」

WBC米国代表のアダム・ジョーンズ、地元チームのシーズン席持つ熱狂的ファン

 メジャーリーガーになることを夢に掲げる子供たちは多いが、その夢を達成しただけでは飽き足らない人物がいた。オリオールズの主砲アダム・ジョーンズ外野手が20日(日本時間21日)、長年の“夢”だったアイスホッケーの競技役員としてデビューを飾るという。サンディエゴに拠点を置くプロチーム、サンディエゴ・ガルズが公式サイトで発表した。

 サンディエゴ出身のジョーンズはアイスホッケーの熱狂的ファンで、アメリカン・ホッケー・リーグ(AHL)に所属する地元ガルズのシーズンチケットを持っているという。昨年11月に行われたチャリティオークションでは、ガルズのフォワード、ジョーダン・サミュエルズ・トーマス選手の着用済みジャージを落札したそうだ。

 そんなジョーンズが、20日に本拠地で行われるサンノゼ戦に、オフアイス・オフィシャル(競技役員)として参加。ペナルティーボックス係として、ペナルティーを記録したり、ボックスのドアを開け閉めしたり、審判にパックを渡したり、ゲームが円滑に進行するようアシストするという。

 ジョーンズは「サンディエゴ・ガルズに加われるなんて夢が叶った!」と大喜びしているとか。ガルズ首脳陣のマット・セイバント氏は「我々のチームに一生懸命さと勝者のメンタリティーを教えてくれるはずだ」と、オールスターに5度出場経験を持つスター選手の加入を喜んでいるという。

 スプリングトレーニングまで約1か月ほどとなったが、残り少ないオフシーズンを満喫しているようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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