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DeNAの最重要ピース ラミレス監督は「筒香を守る5番」を見つけ出せるか

現役時代、巨人・原監督に影響受けた「5番打者論」とは…

 上述の7月以降、相手バッテリーは筒香に対して厳しいコースを攻めながら、カウントが悪くなると無理に勝負せず、歩かせるシーンが目立った。特に8月は5番のロペスが30打席連続無安打を喫するなど、不振に陥っていた。一発を秘めた4番打者に四球を出し、打ち取りやすい5番打者で勝負する。確率論から言っても、自然の流れだろう。

 ただ、勝負をされないことは4番打者にとって、調子を崩す原因の一つにもなる。それを知っているのが、ほかならぬラミレス監督自身だった。

「私自身、1試合に3つも敬遠されたこともある。そうなると悪いボールに手を出し始め、調子を崩してしまったんだ」

 勝負をされないと分かっていても、打ちたいと思うのが打者の心理。好調時に見送っていたはずのボールにバットが出るようになり、次第に本来の打撃フォームが崩れるのだという。負の循環を断ち切る最善の策が5番打者にある。当然、後ろにも強打者が控えていれば、安易に歩かせることができなくなる。その兵法は、かつての恩師から学んでいた。

「巨人の原監督に影響を受けた。常に質の高い5番を置くように考えられていたから」

 実際、ラミレス監督の現役時代、巨人で4番を務めると5番に高橋由伸ら強力な打者を配し、首位打者や最多安打のタイトルを獲得した。当時の巨人の選手層の厚さだったから成しえた側面もあるが、指揮官は5番打者の重要性を身をもって感じることになった。

 翻って、今季のDeNAでは5番打者を誰が打つのか。

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