ロイヤルズ25歳右腕がドミニカで自動車事故で死去 同日に元MLB選手も事故死

最速164キロの剛腕の死を米メディアが報じる、2014年には青木と同僚だったベンチュラ

 ロイヤルズのヨルダノ・ベンチュラ投手が22日に母国ドミニカ共和国での自動車事故で死去したと米メディアが報じた。25歳だった。

 ESPNのクリスティアン・モレノ記者はツイッターで「ロイヤルズのピッチャー、ヨルダノ・ベンチュラが今朝早くに致命的な自動車事故で25歳で死去した。ドミニカの警察によって確認された。恐ろしいニュースだ」とつぶやいた。

 これを受けて、米国最大の移籍情報サイト「トレードルーマーズ」も「ヨルダノ・ベンチュラが自動車事故で死去」と伝えた。同日には、かつてインディアンスなどでプレーしたアンディ・マルテ内野手(33)もドミニカ共和国での別の自動車事故で死去したことが報じられていた。

 ベンチュラは最速102マイル(約164キロ)の剛速球を投げる先発右腕で、2014年から3年連続で2桁勝利をマーク。14年はロイヤルズで青木宣親外野手とチームメートで、ワールドシリーズ進出に大きく貢献。翌15年は13勝を挙げてチームを30年ぶりの世界一に導いた。

 昨年は32試合先発で11勝12敗、防御率4.45の成績だったが、将来性豊かな期待の若手右腕だった。昨年9月にはマーリンズのホセ・フェルナンデス投手がボート事故で死去。メジャートップクラスの先発投手がまたしても悲劇的な事故でこの世を去った。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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