DeNAでは30歳が“ベテラン” 平均年齢25歳のチームに求められる2人の力
日本人レギュラーは全員20代、必要となる中堅・ベテラン組
昨季、球団創設5年目にして初のクライマックスシリーズ進出を果たしたDeNA。その原動力となったのが、若い戦力の躍動だ。例えば、CS進出を決めた9月19日の広島戦(横浜)のスタメンを見ると、それがよく分かる(年齢は当時)。
(中)桑原=23歳
(二)エリアン=31歳
(一)ロペス=32歳
(左)筒香=24歳
(三)宮崎=27歳
(遊)倉本=25歳
(右)梶谷=28歳
(捕)戸柱=26歳
(投)今永=23歳
平均年齢26.6歳。日本人に限ると、全員20代で平均年齢25.1歳。24歳の4番・筒香に象徴されるように、いかに若いメンバーで戦っていたか見て取れる。桑原、宮崎、倉本、新人だった戸柱はいずれも昨季初めてレギュラーを奪取した選手ばかりだ。
19年ぶりのリーグ優勝を目指す2017年。長いシーズン、経験の少ない若い選手には波があり、勢いだけで乗り切ることは難しい。求められるのは中堅・ベテラン組の力だろう。特に、期待されるのは、ともに30歳の2人、石川雄洋と荒波翔だ。
横浜高出身コンビ(学年でいえば荒波が1年先輩になるが)はラミレス監督から昨季、レギュラー候補として期待されていた。