田中将大、古巣楽天の“臨時投手コーチ”に!? 辛島“指導”「聞かれたから」
ブルペンで30球の投球練習
ヤンキースの田中将大投手が23日、楽天の“臨時投手コーチ”となった。
仙台市内の小学校を訪問後、古巣本拠地のKoboパーク室内練習場へ移動。ブルペンで変化球を交えた本格的な投球練習を行い、その後、8年目左腕の辛島航投手へ身振り手振りを交えて指導を行った。
テークバックから踏み出す右足の位置や、球の出所が見えづらいように体の開かないフォームに矯正するなど、約15分間みっちり指導した。田中は「(辛島から)聞かれたから。(これまでの自主トレでも)聞かれたら(指導を)やってましたし、皆さん(報道陣)がいるか、いないかの問題。僕がどういう意識でやっているか。(教えたのは)『こういうやり方もあるよ』ぐらいです」と振り返った。
辛島は昨季開幕ローテーションを任されたものの、シーズン序盤で2軍調整。後半戦で先発復帰し、3勝7敗、防御率3.88だった。プロ通算7年間では27勝37敗。“田中コーチ”の指導が飛躍のきっかけとなるか。
田中自身はブルペンで30球の投球練習を行い、ノーワインドアップ、セットポジションからスプリット、スライダーなどをコントロール良く投げた。「投球で全球種を投げるのは今日が初めて。グラウンドで強く投げるのは何回もやっているし、ブルペンの傾斜を使って投げるのも何回もやっている。ここ数年で順調に来ているのは、そういうところ」と田中。メジャー4年目のシーズンへ、順調に調整が進んでるようだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count