侍ジャパン最後の1人、広島・田中広輔への期待

侍ジャパンWBCへ、28人目が決定

 3月のWBCに臨む日本代表の最後の1人が発表された。白羽の矢が立ったのは広島のリードオフマン、田中広輔だ。

 二塁は山田哲人、三塁は松田宣浩、遊撃は坂本勇人がレギュラー候補で、小久保監督は菊池涼介を複数ポジションで起用する可能性も示唆していたが、バックアップは手薄だった。内野の層を厚くするには田中はうってつけだ。

 昨季は遊撃でフルイニング出場。過去には三塁を守った経験もある。昨季は13本塁打と小柄ながらパンチ力もあり、リーグ2位の28盗塁と足もある。守備だけでなく代打、代走という選択肢もある。もちろん、坂本にアクシデントがあった際に十分代役になれる実力を秘めている。

 東海大相模、東海大では菅野智之と同級生で、昨季はその菅野から1試合2本塁打するなど意外性もある。プロ入り後、日の丸を背負うのは初だが、社会人のJR東日本時代には国際大会の経験もあるだけに、物怖じすることもないだろう。25年ぶりの優勝に貢献した田中に、侍でも期待したいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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