「素晴らしさ証明してきた」田澤純一も加入 マ軍ブルペンは「ステップアップ」

チームの評価は「C+」、「今季も3位争いで終始」

 田澤のメジャー通算奪三振率(9イニング辺りに奪う三振の数)は8.9。メジャーでも真っ向勝負の力強い直球で空振りを奪える、数少ない日本人投手の一人だ。一方で、与四球率(9イニングあたりで与える四球の数)はキャリア通算で2.0。四球で崩れるタイプではないだけに、チームとしては計算できるリリーバーと言えるだろう。

 また、マーリンズはエース右腕のホセ・フェルナンデスを昨年9月にボート事故で失うという悲劇に見舞われ、今オフはエディソン・ボルケスら先発投手を補強。ローテーションについては、同誌は「昨季よりも良くなる」としており、能力の高い選手が揃う野手も「目立った補強を行わず、穴を埋める、ということに終始した」と言及している。

 チームの総合評価は「C+」と微妙。「穴は全て埋まっている。しかし、これらの補強は決して幻想的なものとは言えない。マーリンズには伸び盛りの若手野手陣が揃っているが、投手陣は見劣りする。ボルケスとロックの復調がなければ、今季も3位争いで終始してしまうだろう」。最後はこのように締めくくっている。

 ただ、昨季はブルペンさえ安定していれば勝ちを拾えていたという試合は多くあった。ジーグラーや田澤にかかる期待は、間違いなく大きい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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