ホークス松坂、キャンプ初日からブルペン入り 59球を投げ「悪くなかった」
ノーワインドアップも披露、「自信、安心感がそのうち出てきたら…」
ソフトバンクの松坂大輔投手(36)が、キャンプ初日から熱のこもった投球を披露した。宮崎キャンプが始まったこの日、攝津正や五十嵐亮太といったB組スタートとなった中心選手とともに、ブルペン入りし、変化球も交えて59球を投げ込んだ。
「まだ序盤ですし、感覚を確かめる程度ですが、ボール自体は悪くなかった。(変化球は)ストレートを投げるための作業」と話す表情は明るかった。
オフにプエルトリコのウインターリーグに参戦し、12月中も実戦登板をこなしてきた「平成の怪物」。この日のブルペンではセットポジションからピッチングを始め、30球目からは、そのプエルトリコで変えたノーワインドアップで投球を行なった。
今季で移籍3年目。右肩手術などもあって、1軍登板は昨季最終戦の楽天戦(コボスタ宮城)の1イニングのみ。2017年は契約最終年となるが、復活に向けては「手応えはまだないですね。そう思えるような自信、安心感がそのうち出てきたらいいと思いますけど」と控えめ。完全復活を目指して、松坂が宮崎の地で再起に向けて汗を流していく。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani