30代選手との大型契約にリスクも米記者「ダルビッシュは例外」、その理由は

30代選手との大型契約はリスクあるも「ダルビッシュは例外」

 ただ、同記者は過去の大型契約の失敗に触れつつも、ダルビッシュに関しては一昨年前にトミー・ジョン手術を受けたことで肘の問題がないと推測。「彼は自身の体のケアについて、熱心だ。野球を学び、投手として進歩するために鍛錬することに関しては、ほとんど強迫的である」と向上心を高く評価し、チームにも溶け込んでいる様子を紹介した上で、長期に及ぶ大型契約を結んでも問題ないとの見方を示している。

 また同記者は、レンジャーズが将来的なメジャー移籍の可能性が浮上している大谷翔平(日本ハム)獲得のために資金を蓄える可能性があることに触れつつも、「レンジャーズは30代の選手と大型契約を結び、上手くいかなかった経験がある。通例的に避けるのが賢明だ。しかし、ダルビッシュは例外であると私は信じている」と締めくくっている。

 ダルビッシュは渡米後、3年連続2桁勝利を挙げ、昨季は右肘手術から順調に復帰を果たした。ここまで4シーズン通算で100試合に先発し、46勝30敗、防御率3.29。645回2/3を投げ、812奪三振をマークした。現地で6年2億ドル(約226億円)の巨額条件に達するとの推測も出ている右腕にはFAを迎えるタイミングでどのような契約を手にするのか。現地でも大きな関心が寄せられている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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