レンジャーズがスーパーボウル51で“CMデビュー”お値段は推定5.7億円!
北米最大のスポーツイベント、趣向を凝らしたテレビCMも注目の的
日本では12球団が1日に一斉に球春を迎えたが、メジャーでは残すところ1週間強でキャンプインを迎える。野球シーズンの本格的到来を前に、ダルビッシュ有投手が所属するレンジャーズが、面白い仕掛けに打って出た。2月5日に開催されるNFLスーパーボウルの生中継で、テレビCMを流すというのだ。
スーパーボウルと言えば、北米界最大のスポーツイベント、さらには世界屈指のスポーツイベントとして名高いが、試合そのものはもちろん、ハーフタイムショーや国歌斉唱、そして、この日のために用意されたテレビCMの数々も大きな注目を浴びる。昨年のスーパーボウル50は、全世界で約1億1190万人がテレビ観戦したという。今回はニューイングランド・ペイトリオッツとアトランタ・ファルコンズが頂点をかけて火花を散らす。
これだけ多くの視聴者を引きつけるテレビコンテンツだけに、CMスポットに高額な値段が付くことでも有名だ。米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイティッド」電子版によると、5日に開催されるスーパーボウル51の放映権を持つ全米3大ネットワークの1つ「FOX」は、30秒のCM枠に対して500~550万ドル(約5億6500万~6億2200万円)という値段をつけているという。ちなみに、昨年のワールドシリーズ第7戦のテレビCMは30秒枠で約50万ドル(約5650万円)、昨年のアカデミー賞授賞式では約200万ドル(約2億2600万円)だったそうだ。
そんな高額なCMスポットを買ってレンジャーズが宣伝するのは、10試合分の値段で12試合分のチケットが手に入るお得な観戦パック。球団によれば、NFLのシーズンが終わっても、続いて開幕するMLBで盛り上がろう、というメッセージも込められているという。球場でおなじみの曲「Take Me Out to the Ballgame」に合わせて流れるというCMが、どんな仕上がりになっているのか楽しみだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count