楽天で“岸塾”開講!? ドラ1藤平ら若手投手がブルペン投球を見取り稽古
テンポよく無駄ない投球に熱視線「ブルペンでも試合を想定して」
久米島キャンプ第1クール最終日を迎えた5日、楽天1軍キャンプのブルペンで即席“岸塾”が開講された。
今季から楽天入りした岸孝之投手が、ブルペンの一番奥で投球練習を始めた。教科書通りの投球フォームでテンポよく投げ続けると、いつの間にか背後に若手投手が集まり始めた。ドラフト1位・藤平尚真投手、ドラフト4位・菅原秀投手は、岸の左斜め後方から直立不動で熱視線。通算103勝を記録したベテラン右腕の一挙手一投足を食い入るように見つめた。
約40分に及ぶ“公開授業”を受けた藤平は、より実戦に近いテンポと雰囲気でブルペン投球を行う岸の姿にヒントを得たようで、「ブルペンでも試合を想定して一定のリズムで投げるのは難しいことじゃない。意識すれば作れると思います」と話した。
初体験のキャンプ第1クールを終えたドラ1右腕は「自分の中で思った通りの練習ができていると思う」と充実の表情を浮かべた。
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佐藤直子●文 text by Naoko Sato