「目標は開幕1軍」も…ヤクルトのドラ1寺島が見せる新人離れした落ち着き

“部活”だった野球が“職業”に、「まだ手応えとか全然なんですが…」

 ヤクルトのドラフト1位・寺島成輝投手が順調な春を送っている。沖縄・浦添キャンプの第2クール初日だった6日に初のブルペン入り。立ち投げながら30球を投げた。一夜明けた7日、自身の状態について「まだ手応えとか全然なんですが」と話したが、大きく花開くための土台作りは順調に進んでいる。

 高校時代からガッチリとした厚みのある上半身をしていたが、並み居る先輩に混じっても、その体は決して引けをとらない。コンディショニングで行われるランニングではトップグループでゴール。体幹を鍛えるトレーニングも難なくこなす。

“部活”だった野球が“職業”に変わり、野球漬けの毎日を送るようになった。楽しいかと質問されると「う~ん」と苦笑いしながら首をひねったが、同時に「バットもしっかり振ってます」とマメだらけの手のひらを見せる笑顔には充実感が漂う。

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