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工事現場発、WBC行き―“ジャパニーズドリーム”掴んだソフトB助っ投「光栄」

3月の第4回WBCに出場する16か国のロースターが9日に発表され、ソフトバンクのロベルト・スアレス投手(25)がベネズエラ代表メンバーに入った。宮崎キャンプ中の右腕は、第2クール最終日の練習を終えると「WBCの一員として、ベネズエラを代表して出られることに興奮しているし、光栄なこと。自分にできることをやって。チームに貢献したい」と喜びを語った。

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母国での“勤務”から2年あまり…スアレスがベネズエラ代表入り「進化したい」

 3月の第4回WBCに出場する16か国のロースターが9日に発表され、ソフトバンクのロベルト・スアレス投手(25)がベネズエラ代表メンバーに入った。宮崎キャンプ中の右腕は、第2クール最終日の練習を終えると「WBCの一員として、ベネズエラを代表して出られることに興奮しているし、光栄なこと。自分にできることをやって。チームに貢献したい」と喜びを語った。

 昨季ソフトバンクに加わったスアレス。当初は、数年後の活躍を見込んだ“育成枠”での獲得だったが、高い能力からシーズン途中には勝利の方程式の一角を担うまでに。58試合に投げ、2勝6敗1セーブ26ホールド、防御率3.19の好成績を残し、クライマックスシリーズでは自己最速の161キロをマークした。

 驚異のシンデレラストーリーだ。これまでにも取り上げられているように、プロとしてのキャリアは今季が3年目。ソフトバンク加入前に在籍したメキシカンリーグのサルティーヨでプレーする以前は、母国の工事現場などで働きながら、プレーするアマチュア選手だった。

 メキシカンリーグでプレーしていた際には、メジャー球団からも声がかかる中で、ソフトバンクへ加わった。アマチュア選手時代からわずか2年ちょっとで、母国のWBC代表メンバーに入るまでになった。一足飛びにキャリアアップを遂げた日々を「自分の周りの環境はどんどん良くなっている。自分もどんどん進化していきたい」という。

 前回、前々回大会はテレビで大会を観戦していたスアレス。「自分は日本とメキシコでしかプレーしていないのに、選ばれてうれしく思う」と本大会での貢献を誓う。“ジャパニーズドリーム”をつかんだ右腕のベネズエラは、D組でメキシコ、プエルトリコ、イタリアと1次ラウンドを戦う。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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