HR王のNPB入りは消滅… 過去に来日した“バリバリ”の大リーガーといえば?
フランコは来日4年前に首位打者も、ストライキの影響で来日
では、実際に真の“現役メジャーリーガー”に一番近い外国人選手は誰であっただろうか。個人的な年齢を言い訳にするのも良くないが、パッと思い付く選手がいない。
年齢は36歳だったが、ロッテ入団の前年はシカゴ・ホワイトソックスで打率.319、20本塁打、98打点をマークしていたフリオ・フランコはどうだろうか。来日の理由として、MLBで巻き起こったストライキの影響があったにせよ、4シーズン前にはMLBで首位打者に輝いていたこともあり、現役バリバリのメジャーリーガーと定義しても良いかもしれない。
39歳で福岡ダイエー (現・福岡ソフトバンク)に入団したリッチ・”グース”・ゴセージは、来日する前年は2球団で42試合に登板し、防御率2.95をマーク。来日する4シーズン前までは20セーブ以上をコンスタントにマークするなど、ニューヨーク・ヤンキースでも6シーズンに渡って抑えを務めたリリーフ投手だった。
最近では、2013年に福岡ソフトバンクに入団したブライアン・ラヘア内野手も、前年のオールスターに選出されるほどの活躍を見せた選手。その年は後半戦にやや失速したものの、一流選手の証でもあるオールスター出場選手が日本球界入りを果たす形となった。
現役“バリバリ”のメジャーリーガーであっても、日本球界で結果を残せるかはまた別の話だ。それでも野球ファンは、ビッグネームが日本球界でプレーするという報道を耳にすると心が躍るのではないだろうか。もちろんメジャーリーガーになんか興味ないという人もいるだろうが、日米の一流同士の対決が見られるようになれば、日本のプロ野球がより魅力的になることは間違いない。
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
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「パ・リーグ インサイト」新川諒●文