米全国紙、ダルビッシュを注目の選手に選出 「球威&制球力が向上」と評価

チームはオフに積極補強、悲願のワールドシリーズ制覇を目指す

 メジャー6年目を迎えるレンジャーズのダルビッシュ有投手は、今季終了後にフリーエージェント(FA)となるため、開幕前からその活躍や去就に大きな注目が集まっている。一方、所属するレンジャーズも悲願のワールドシリーズ制覇に向けて、オフに精力的な補強に着手した。ダルビッシュは右のエースとして活躍し、チームを頂点へ導けるのかーー。米全国紙「USAトゥデー」電子版では、今季レンジャーズの展望を特集している。

 昨季、2年連続でア・リーグ西地区を制覇したレンジャーズ。95勝67敗という戦績で、打線は1試合平均4.72得点で30球団中7位、投手陣は防御率4.37で同22位だった。

 前年の弱点を補い、FA流出した選手の穴を埋めるため、今オフにはマイク・ナポリ内野手やジェームス・ローニー内野手、アンドリュー・キャッシュナー投手を獲得。ナポリとローニーは一塁レギュラーを争うことになるが、3度目の在籍となるナポリに一日の長ありか? 記事では、招待選手としてキャンプに参加するローニーは「開幕メジャーの可能性が高い」と予想する一方、ナポリの三振率アップとローニーの長打力の低さを懸念している。

 先発ローテ強化として契約したキャッシュナーは、昨季パドレスとマーリンズ防御率5.25と奮わず。合計27試合(132イニング)に先発して1試合の平均投球回数は5イニング以下という厳しい内容だった。08年ドラフトでカブスに1巡目指名された才能開花が期待されるが、記事では「ア・リーグに移籍してやっていけるタイプの投手ではない。特に打者有利のアーリントンで」と“一刀両断”。指名打者制を導入しているア・リーグ、打者有利の本拠球場と、こちらも不安要素は隠しきれない。

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