マーリンズ新加入の田澤に指揮官が期待 対左に強く「全く違ったタイプ」

昨季の田澤は左打者と相性抜群

 オフにレッドソックスからFA移籍してきた田澤は、メジャー7年通算で右打者の被打率(.267)と左打者の被打率(.262)が、ほとんど変わらない。さらに、昨季だけに限れば、左打者を被打率.207に抑えていて、右打者(.273)より圧倒的に相性がよかった。指揮官は「ジュンイチは全く違ったタイプで、スプリットも持っている。対左打者も得意だ」と高評価。その他、守護神ラモス、セットアッパーのジグラー、フェルプスも昨季の対左打者の被打率が.230以下と低く、“ワンポイントリリーフ”にしか使えない汎用性のない左腕を置く必要はないというわけだ。つまり、セルベンカに左腕という特長以外のアピールポイントが見つからなければ、開幕ロースター入りしない可能性もある。

 左打者に強く連投もきき、セットアッパーや抑えもできる田澤の加入は、プレーオフ進出を狙うマーリンズを大きく後押しすることになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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