「投球せずに故意四球」の新ルールに選手会が「同意」 MLBで今季から導入か

試合時間短縮には「根本的な変更が必要」?

 また、ESPNも「MLB、選手会が申告による敬遠に同意」とのタイトルでレポート。「試合の進行を改善するため、MLBは敬遠のルール変更について同意した。実際に四球を投げるのではなく、申告制となる」としている。MLB球団や選手会関係者が、選手会が同意したという事実をESPNの記者に明かしたという。記事では「申告制にすることで、敬遠の際に生じていた無駄な時間を省くことが出来るだろう」としている。

 もっとも、ESPNでは敬遠四球が近年、減少傾向になっていることに触れつつ「時間削減は最低限にとどまるだろう」と言及。CBSスポーツでも「より多くの時間を節約するためには、根本的な変更が必要だろう」と指摘している。過去には、敬遠のボールを打者が打ったり、敬遠で投手が暴投して点が入るなどのドラマが生まれたこともあり、新ルールの導入は議論を呼んでいた。

 MLBはこの他にも、ストライクゾーンを2インチ(約5センチ)引き上げる新ルールの導入をすでに選手会に正式に提案したと報じられている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY