松坂大輔、9日ぶりブルペンで79球「これからは実戦に向けて上げていく」

「今日は入るつもりでいたので良かった」、25日巨人戦で実戦初登板へ

 ソフトバンクの松坂大輔投手が宮崎キャンプ第5クール最終日の23日、9日ぶりにブルペンでの投球練習を行なった。14日のシート打撃以降、蓄積した疲労から回復させるため、8日連続でピッチングを行わなかった右腕だが、この日はカーブ、スライダー、カットボール、シュート、チェンジアップと変化球を交えて、79球を投げ込んだ。

 この日はセットポジションで投球をスタート。「このキャンプ中ずっといいタイミングで投げることを意識してきたので、そのタイミングを探す、作る作業ですね」と振り返った通り、1球1球フォームを意識しながら、51球を投げた。

 52球目からはワインドアップに変えて28球を投じ、「よっぽど朝起きて、ちょっとなって思わない限り、今日は入るつもりでいたので、良かったですね。内容はともかくとして」と、まだ完璧に納得いく形にはたどり着いていないようだった。

 キャンプ序盤からハイペースで調整を続けてきたが、疲労回復のためにペースを落としてきた松坂。「体は問題ない。これからは実戦に向けて上げていく」。25日に行われるB組の練習試合・巨人戦(生目第二)で、今季初の実戦登板に臨む予定だ。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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