西武牧田の存在感と重要性 小久保監督も「最も目立った選手」と絶賛
前回大会の守護神は初日からブルペン入り、「独特の軌道」「スピードガン以上に速く見える」
3月に開幕する第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2大会ぶりの世界一を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は23日、「KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎」で強化合宿をスタートさせた。投手陣では、初日から6人がブルペン入り。小久保裕紀監督は、野手も含めた全選手の中で最も目立った選手として、投球練習を行った牧田和久投手(西武)の名前を挙げた。
牧田はこの日、小久保監督、権藤博投手コーチらが見守る中で、大野奨太捕手(日本ハム)を相手にブルペンで投球練習を行った。アンダースローから繰り出されるボールを目の当たりにして、あらためて驚いた様子だったのが、他でもない指揮官だ。この日最も目立った選手が誰を聞かれると、こう答えた。
「牧田ですかねぇ。独特の軌道ですよね。いつもブルペンは真後ろから見るのを、今日は横から見たんですが、スピードガン以上に速く見える。いいボールを投げるな、と思いました」
西武では昨季、セットアッパー、ロングリリーフなどあらゆる起用に応えて50試合に登板。7勝1敗25ホールド、防御率1.60という好成績を残した。侍ジャパンでも、どのように起用されるのか注目が集まる。前回大会で日本の守護神を務めた経験もあるだけに、世界一奪還へのカギを握る存在だ。