侍J“斬り込み隊長”襲名の山田哲人、稲葉コーチから受けた助言に感謝

稲葉コーチが山田にアドバイス「ちょっと遊びを作った方がいい」

 ここで言う「遊びが少ない」とは、バットを構えた時に手首や身体が力んでしまうことを指す。「ちょっと迷っているところがあるな」と感じたという稲葉コーチは、山田に伝えたヒントを、こう解説した。

「調子が悪い時って、どうしてもフォームを気にしすぎて固まってしまったり、どうしても手が動かなくなってしまうので、遊びがなくなってしまう。そこはちょっと(力みを取って)遊びを作った方が、バットのヘッドが動いて(バットを)柔らかく出せるんじゃないかなって話をさせてもらいました」

 フリー打撃中にアドバイスを実戦した山田は、すぐに効果を実感。WBC本番に向けて状態を上げるきっかけを掴んだようだ。まずは25日、練習試合1戦目のソフトバンク戦で、どこまで試合勘を取り戻せるか。3月7日キューバ戦に照準を合わせ、調整に臨む。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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