25日からオープン戦 日本ハムの名護キャンプに見るキャンプ地訪問の魅力

登板後にアイシングを施す投手とすれ違う場面も

 平日の昼間ではあるものの、名護にはたくさんのファンが足を運び、声援を送っていた。中には「セ・リーグチームのファンですが、他の球団がどのようなキャンプを行っているか興味があり、来てみました」という男性も。沖縄はプロ野球球団が最も多くキャンプを張る地で、車やバスなどの移動手段さえあれば、容易に各球団のキャンプ地をまわることができるという利点があるから為せる業だろう。

 また、キャンプはいつも以上に選手とファンとの距離が近く、移動時間など選手に余裕がある時はサインなどにも応じてくれる。紅白戦で投げ終え、アイシングを施す投手とすれ違うシーンを経験することも運が良ければ可能なのだ。だからこそ、プロ野球を好きになりたてのファンや、他球団のファンが足を運んでも十分に楽しむことができる。それがキャンプの魅力なのだろう。

 いよいよ25日からはオープン戦が開幕。北海道日本ハムは、名護で阪神との試合を行う予定となっている。名護で目にした「平日にも関わらずたくさんのファンが詰めかけている」という光景には、大変驚かされた。ファンは「シーズン開幕」という本当の意味での球春到来を待ちわびている。そのことを知ることができた名護での北海道日本ハムのキャンプであった。

(記事提供:パ・リーグ インサイト

「パ・リーグ インサイト」編集部 松下雄馬

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