田澤純一の初登板、「フォーク」に称賛の声 指揮官も自信「ブルペンが強み」

田澤がマーリンズで上々デビュー、OP戦で1回無安打零封2K

 今季マーリンズに新加入した田澤純一投手が26日(日本時間27日)、カージナルスとのオープン戦の3回に新天地デビュー。1イニングを無安打2三振1四球で無失点に抑えた。上々の初登板に、球団公式サイトは「田澤がデビュー戦でフォークボールで印象付ける」と特集している。

 田澤は米フロリダ州ジュピターのロジャー・ディーン・スタジアムで行われた一戦で0-4の3回に3番手として登板。先頭のペラルタを三ゴロに打ち取ると、続くグリチャックを見逃し三振に仕留めた。ファムには四球を与えたが、カニンガムをフォークボールで空振り三振に仕留めた。

 30歳の右腕は記事の中でフォークについて「間違いなく今取り組んでいるところです。今日は効果的だったけれど、もっと取り組まなければいけない」とコメント。記事では昨季、フォークで211球投げ、53回の空振りを奪ったデータも紹介し、「最も効果的なボールで即座に結果を出したことは心強い」と称賛している。

 球団公式サイトによると、田澤自身も「新しいチームで少しナーバスになっていた。四球以外は本当にいいピッチングだった」と語っており、手応えをつかんでいるようだ。

 今季のマーリンズは田澤と同じくレッドソックスからブラッド・ジグラー投手も加入し、ブルペンを支える。ドン・マッティングリー監督はその陣容に自信を深めているようで、「球団で最も層が厚いエリアがブルペンだと言えるだろう。新加入の選手を見ると、クオリティの高いメジャーのブルペンになるチャンスがあると思う。7回、8回、9回を投げる選手たちは、今のところ球団の強みだと言えるね」と語っているという。

 イチロー外野手も所属するマーリンズは昨季、エースのホセ・フェルナンデス投手が事故死する悲劇に見舞われた。オフの補強を経て好スタートを切ることができるか。田澤の活躍にも大きな注目が集まっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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