侍ジャパン小久保監督も菅野への絶大な信頼明かす 投球練習に「さすが」

移動日もエースの投球練習を見守る、WBC球も「抜けることなかった」

 野球日本代表「侍ジャパン」の小久保裕紀監督も、エース右腕・菅野智之投手(巨人)への絶大な信頼を明かした。

 菅野は27日に侍ジャパン合流後初めてブルペン入り。ワンシーム、スライダー、カーブ、チェンジアップ、フォーク、カットボールを正確なコントロールで投げ込んだ。全60球の投球に、権藤博投手コーチは「一言、モノが違う。あれだけ球が来たら(前に)飛ばんよ」と脱帽。左右の打席に入った村田善則バッテリーコーチも「奥行きのある球。いい球が来ていた。直球、スライダーは操れている」と話していた。

 この日は宮崎から福岡への移動日で、全体練習はなかったが、小久保裕紀監督もランニングを兼ねて練習場を訪れ、エースの投球を見守った。移動後、福岡市内のホテルで行われた出陣式に出席した指揮官は、菅野の投球練習について聞かれると、「ブルペンを見てどうこう言う投手ではない。権藤コーチがボールを頻繁に変えていましたけど、その直後でも抜けることなく、さすがだなと思いました」とあらためて絶賛。滑るとされるWBC球への対応にも感心している様子だった。

 28日、3月1日には台湾リーグ選抜との壮行試合(ヤフオクドーム)に挑む小久保ジャパン。25日のソフトバンクとの練習試合で0-2で敗れたが、指揮官はメンバーについて「ほぼ一緒でいきます」と明かした。28日は則本、1日は菅野が登板予定。指揮官が絶大な信頼を寄せる2人の大黒柱が、本番へ向けてしっかりと結果を残してくれるはずだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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