侍連敗の中で4番筒香が存在感 元同僚から適時打「寮でも一緒だったし…」

チームの連敗に硬い表情、「負けたいと思っている選手は一人もいない」

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向け、日本代表が台湾リーグ選抜と壮行試合を行い、主砲の筒香嘉智外野手が存在感を発揮した。

「ランナーがいる場面だったので、きっちり打てて良かったです」

 1点を追う1回2死二塁で、左翼線へ同点適時二塁打を放った。しかも打った相手はかつてベイスターズでもプレーした元チームメートの王溢正(ワン・イージョン)。「特にどうこうはないけど、寮でも一緒だったし、うれしかったですね」と対戦を振り返った。

 左方向への安打は2月25日のソフトバンク戦と同様で、「自然に向こうに打てました。練習でやっていることが試合でもできているということは、順調にきているんだと思います」と、手応えを口にした。

 しかし、チームの連敗に表情は硬いまま。「負けたいと思っている選手は一人もいない。チームの雰囲気はいい。実績、技術に優れた選手ばかりなので、いい調整、準備をしていきたいです」と、本番までの残り3試合へ向けて意気込んだ。菊池とともに状態の良さをアピールしている筒香への期待はふくらむばかりだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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