ソフトB上林、フェン直二塁打で30日間の宮崎生活締め「結果を求める」
ロッテ戦でフェンス直撃のタイムリー二塁打も満足感なし
ソフトバンクの上林誠知外野手が好打で、30日間に及んだ宮崎での生活を締めくくった。2日「球春みやざきベースボールゲームズ」ロッテ戦(アイビー)に「7番・右翼」で出場。1安打1打点をマークし、「打点を挙げられたし、変化球をうまく打てた。力感なく飛んで行ってくれた」と話した。
4回2死だ。四球で出塁した中村晃を二塁に置いた状況で打席に入ると、ロッテ先発の唐川のカーブを捉えた。快音を残した打球はセンターの頭上を越え、フェンス直撃の適時二塁打となった。
結果が出たとはいえ、本人に満足感はない。1、3打席目は空振り三振、8回の第4打席は三邪飛に終わり「あれ(2打席目)は良かったですけど、その後の方がダメ。追い込まれて、緩いボールが頭に入っていて、真っすぐに刺された。真っすぐをもっと意識して、変化球に対応する方がいいかな、と」と反省が多く口を突いた。
2月1日のキャンプインから滞在していた宮崎での生活はこの日で終了。オープン戦初戦となる4日のヤクルト戦に向けて、試合後に鹿児島へと移動した。開幕スタメンに向けて、ここからが本当の勝負となる。「結果を求めてやるだけですね」。ソフトバンク期待の若手は、定位置の座を奪い取れるだろうか。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani