侍J武田が阪神打線にKO降板 2回53球で4安打3失点、課題残すマウンドに

制球が定まらず、高く浮いた球を狙い打ちされる

 7日から始まる第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2大会ぶりの世界一を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は3日、「アサヒスーパードライ プレゼンツ 侍ジャパン壮行試合」(京セラドーム)で阪神と対戦。期待の先発・武田翔太投手(ソフトバンク)が阪神打線に捕まり、2回を投げて4安打3失点とKOされた。

 初回、先頭の北條に右前打、続く高山に右中間フェンス直撃の二塁打を浴び、無死二、三塁のピンチを迎える。鳥谷を遊ゴロに抑えたが、4番・原口が遊ゴロの間に北條が生還。先制を許した。

 マウンドに戻った2回は先頭・上本に四球を与えると、続くドラ1大山に三塁線を割る二塁打を許し、再び無死二、三塁の危機。続く梅野を二ゴロに打ち取ったが、9番・板山に右翼線二塁打を浴び、2点を追加された。制球が定まらず、2死二塁から高山に四球。最後は鳥谷を左飛に打ち取ったが、この回だけで32球を要した。

 2回を投げて球数は53球。2月25日のソフトバンク戦では3回無失点と好投したが、この日はボールが引っかかりすぎたり、すっぽ抜けたり、ボールが手になじんでいない様子は明らか。本番に向けて不安要素を残す登板となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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