侍J最大のライバル・キューバ攻略の鍵 オリ投手陣が見せた「内角攻め」

3-3ドロー、オリックス選手&監督が見たキューバ攻略法

 侍ジャパンにとってWBC1ラウンド最大のライバルとなるキューバ。3日、京セラドームで行われた強化試合ではオリックスと対戦し3-3の引き分けに終わった。互角の戦いを見せたオリックスナインが感じたキューバ攻略法とは――。投打の目線で紐解いていく。

 まずはキューバ打線。先発の松葉は緩急をうまく使い、内外とコーナーを攻め立て3回1安打無失点と完璧な投球。特に天敵となるキューバの至宝・セペダ、ソフトバンク入りが決まっているデスパイネに対する投球は見事だった。

「外国人相手には外中心になりがちだが、そういう時にインコースを攻めれば外も生きてくる」

 初回2死走者なしで対戦したセペダはインコース、アウトコースと散らし勝負球は真ん中高めの直球を選択し三ゴロ。2回の先頭・デスパイネには内角のカーブで見逃し三振。1発長打がある中軸にも臆することなく内角を突いた結果だった。2番手で登板した西も1イニングをわずか6球で3者凡退に仕留めた。4回2死走者なしで迎えたデスパイネとの対戦も2球続けて内角のシュートを投げ込み完璧に詰まらせ一飛に抑えた。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY