侍・則本、5日オリックス戦で志願の登板 「結果だけを求めて」最終調整へ

前回乱調に終わりWBC前の登板を“追加”、「もう一度チャンスをもらえた」

 野球日本代表「侍ジャパン」の則本昂大投手(楽天)が、5日の「アサヒスーパードライ プレゼンツ 侍ジャパン強化試合」オリックス戦(19時開始、京セラドーム)で、WBC本番へ向けて志願のマウンドに上がる。

 菅野とともに日本投手陣の大黒柱の1人と期待される右腕は、2月28日の台湾リーグ選抜戦で3回6安打3失点と乱調に終わり敗戦投手に。当初は、この登板を終えてWBC本番に臨む予定だったが、結果が出なかったことで、小久保監督は本人の希望があればもう1度、実戦のマウンドに上げる可能性があると話していた。

 チームがオフだった4日に希望者のみの練習に参加した則本は「もう1回、最終調整でやりたいことをやって本番を迎えたい」と明言。ブルペンでは直球、スライダー、チェンジアップ、フォーク、カーブ、カットボールと計35球を投げた。オリックス戦では2イニングを投げる予定だ。

「もう一度チャンスをもらえた。登板間隔を見て難しいところがあって、明日(5日)になってイニング数が変わるかもしれないですけど、しっかりやりたい。結果が全て。結果だけを追い求めてやりたい。チームが勝たないと意味がない」

 WBCに向けての“最終調整”となるが、あくまで求めるのは「結果」。右腕は「いい投球をしてしっかりゼロに抑えてマウンドを降りたい」とも話した。最高の感覚をつかみ、世界一への戦いに挑む。
 
【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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