侍の「正捕手」小林がWBC初本塁打 左翼へ会心2ラン「強い打撃だけを意識」
“本拠地”東京Dを沸かせる一発、直後の守備では強烈な送球で刺す
野球日本代表「侍ジャパン」は10日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド第3戦で中国(東京ドーム)と対戦。2回に小林誠司捕手(巨人)が自身WBC本塁打となる2ランを放ち、リードを3点に広げた。
1-0で迎えた2回、2死から好調・松田がレフト前ヒットで出塁。続く小林は2ボールから右腕ガン・チュエンの直球を完璧に捉えた。レフトスタンドへの2ラン。プロ3年間で通算8本塁打の男の意外性のある一発に、巨人の本拠地でもある東京ドームが大きく沸いた。小林は「2ボールだったので、強いバッティングだけを意識しました」とコメントした。
続く3回は先発武田が先頭打者にヒットを許すと、続く打者の右飛で一塁走者が飛び出したため、平田が好返球。タイミングはアウトだったが、一塁手・中田の足が離れていたとしてアウトにはならなかった。しかし、続く打者の初球で一塁走者が飛び出し、小林が一塁へ強烈な送球。今度はアウトに仕留めた。
初戦から3試合連続先発マスク。侍ジャパンの「正捕手」が輝きを放っている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count