侍が3回に4点を勝ち越し! 中田が3試合連発の3ラン&秋山がタイムリー
2次R初戦のオランダ戦でバンデンハーク攻略、WBC3試合連続本塁打は日本人初
野球日本代表「侍ジャパン」は12日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の2次ラウンド初戦でオランダ(東京ドーム)と対戦。同点の3回に中田翔内野手(日本ハム)が貴重な勝ち越し3ランを放った。秋山翔吾外野手(西武)もタイムリーを放ち、5-1とリードを広げた。
この回先頭の田中は三振に倒れるも、菊池が三塁への内野安打で出塁。すかさず二盗を決める。さらに、青木は三塁へ痛烈なゴロ。これにボガーツが飛びついて好捕し、長打にはならなかったものの、内野安打で一、二塁とした。
ここで打席には4番・筒香も、フルカウントからのスライダーにハーフスイングで空振り三振。しかし、続く中田がスライダーをレフトへ高々と打ち上げ、これが左翼席最前列に着弾。3点を勝ち越し、東京ドームが熱狂に包まれた。
中田はこれで3試合連続本塁打。バンデンハークには昨季8打数1安打に抑えられ、通算2年間でも打率.222(18打数4安打)と苦しめられてきたが、大一番で貴重な一発。好調な大砲のホームランで日本が4-1と勝ち越した。WBCでの3試合連続本塁打は日本人初となった。
さらに、坂本が四球、山田がヒットで2死一、二塁とすると、今大会初スタメンの秋山がセンターへタイムリー。2回に先制犠飛をマークしていた秋山は、これが2打点目。小久保監督の采配も当たり、バンデンハークから3回までに5点をもぎ取った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count