DHで待望1号のソフトB柳田、気になる守備復帰は? 監督が見通し明かす
右肘痛の影響で「3番・DH」も打撃上昇、15日にシートノック復帰も
ソフトバンクの柳田悠岐外野手が、待望の一発を放った。12日に行われた中日とのオープン戦(ヤフオクドーム)。第1打席でオープン戦1号となる3ランを放ち、「しっかりスイングできました。芯だったのでいったと思いました」と納得の表情を浮かべた。
右肘痛の回復途上にあり「3番・DH」での出場を続けている柳田。中日のバルデスが投じた真ん中高め、132キロの真っすぐをジャストミート。快音を残した打球は、“柳田らしく”逆方向へ舞い上がり、左翼席中段に飛び込んだ。主砲のアーチに、工藤公康監督は「今日は大振りすることなく、ミートとまではいかないけど、自分の形を作ろうとしている。凡打もいい形だったと思う。内容があったと思います」と頷いた。
打撃の状態は上昇気配を漂わせており、気になるのは開幕までに、定位置であるセンターにつけるか、どうかだろう。この日、指揮官は「シートノックに入って、それを数試合やってからになる。長崎から帰ってきてからになるかも」と現状の見通しを語った。順調にいけば、長崎で行われる14日の巨人戦から戻り、15日の同戦前からシートノックに入る可能性があるという。
ソフトバンクに不可欠な柳田の存在。徐々に状態は上向いてきているようだ。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani