ロッテドラ1佐々木、5回1失点でも反省 監督は「ポジティブ思考」のススメ

5回1失点7Kの好投も完璧を求める右腕…伊東監督「考えすぎてほしくない」

 もっているか、もっていないか。新人にとっては大事な要素になる。

 ロッテのドラフト1位ルーキー・佐々木千隼投手(22)が12日、DeNA戦(横浜)で5回93球を投げ、8安打7奪三振で1失点。オープン戦3試合で計9イニングを2失点でしのいだ。

 3回1死からストレートがシュート回転して中に入った140キロを8番・倉本に中前打。続く黒羽根の右前打で1番・桑原には140キロ直球が逆球で内角高めに入り、ラッキーな空振り三振。2死も梶谷を歩かせ、満塁にした。しかし、同級生バッテリーでプロ初勝利を公言する田村が、ロペスの2球目に外角を要求し、梶谷をけん制で刺した。

 4回にはシリアコ、宮崎に甘くなったスライダーを連打された1死一、三塁もドラフト9位ルーキー佐野の痛烈な一塁ライナーを高濱のファインプレーで併殺とルーキーを救った。

「しのいだというより、助けられた。狙ったところ、思ったところに投げられなかった。シンカーもフォークも投げ切れなかった。課題が出てきた」と口を突いて出る言葉はネガティブなものばかり。自己評価もベストを100とすると「60くらい」と話した。

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