侍青木はWBCルールの被害者? 米メディアが併殺誤審指摘「リプレーあれば」

延長10回に4-6-3の併殺「捕球時に(一塁手)スミスの足はベースから離れていた」

 そして、青木は6-6で迎えた10回に侍ジャパンが勝利を決める大チャンスで誤審被害に遭ったとレポートしている。1死満塁のチャンスで二塁へのゴロを放った。オランダの二塁手スクープは捕球するとすかさず、二塁に入った遊撃手シモンズにトス。ところが、シモンズの一塁手スミスへの送球が逸れた。

「一塁塁審のラリー・バノバーは青木にアウトを宣告した。青木はすぐさまベースを指差した。一塁コーチも指差し、シモンズの送球で、スミスの足がベースから離れていたと主張した。WBCの最初の2ラウンドでは本塁打のレビュー以外にリプレーは使用されないので、この宣告は成立した。

 テレビのリプレーでは実際、捕球時にスミスの足はベースから離れていた。もしも、このプレーが覆っていたら、青木は勝ち越し打となっていただろう」

 記事では、バノバー塁審のジャッジは誤審と言い切っている。WBCのルールで青木の決勝打は幻になった。だが、侍ジャパンを牽引する青木の活躍とリーダーシップは現地アメリカでも大きく評価されているようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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