オランダが4回打者一巡の猛攻で5点追加 4回12得点でキューバ突き放す
シモンズが俊足生かした頭脳プレーで8点目
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の2次ラウンド・プールEは15日、オランダとキューバが対戦。3回までに7点を挙げたオランダは、4回にシモンズが俊足を生かした頭脳プレーで追加点を挙げた。
7点リードの4回。オランダは攻撃の手を緩めなかった。先頭のシモンズは四球で出塁すると、続くボガーツのセンターフライで一塁からタッチアップ。キューバの意表を突いて二塁を陥れた。さらに、3番・プロファーがライト前に打球を運ぶと、快足を飛ばして一気に本塁へ生還。8点目のホームを踏んだ。
1死一塁からバレンティンの平凡なゴロをキューバ遊撃アヤラが捕球。二塁封殺を狙って送球したが、ベースカバーに入ったグラシアルがまさかの落球。これをきっかけに2死一、三塁と再び得点機を迎えたオランダは、6番のJ・スクープの左前適時打で1点を追加した。
オランダの攻撃は続く。7番・ザラーガが四球で2死満塁とすると、1打席目に2点弾を放ったデカスターがライトへ2点適時打。キューバ右翼メサの本塁送球が大きく逸れる間に走者は進塁し、なおも2死二、三塁の得点機でキューバ投手が暴投して1点追加。オランダは4回に打者一巡の猛攻で5点を奪い、12-0とキューバを大きく突き放した。
大会の規定により、5回以降に15点差、7回以降に10点差がついた場合はコールドゲームとなる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count