猛攻呼ぶ特大先制弾、侍・筒香は投手陣に感謝　「いい流れを作ってくれた」

筒香の一発から打者11人の猛攻で5得点、適時打の松田は「しっかり集中して」

　野球日本代表「侍ジャパン」は15日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の2次ラウンド第3戦でイスラエルと対戦（東京ドーム）。6回に4番・筒香嘉智外野手（DeNA）が超特大の先制弾で均衡を破り、打者一巡の猛攻で一挙5点を奪った。

　先頭の筒香は相手の2番手右腕アクセルロッドの直球をフルスイング。センターバックスクリーンの電光掲示板のわずか下に当たる超特大先制弾で均衡を破った。日本の4番は「千賀と平野さんがいい流れを作ってくれたので、テンポよく打席に入ることができました」と、イスラエル打線を封じてきた投手陣に感謝した。

　さらに、松田は1死一、二塁で左翼フェンス直撃の適時二塁打。小林、菊池のタイムリー、青木の押し出し死球で追加点を奪った。2回に1死一、三塁で一飛に倒れていた松田は「1打席目はチャンスを逃していたので、しっかり集中して、取り返す気持ちでいきました」とコメントした。

　侍ジャパンは、イスラエルに勝てば2次ラウンド3連勝で1位での決勝ラウンド進出が決定する。この日昼の試合でオランダがキューバに勝利したため、負けた場合は2勝1敗で3チームが並ぶが、当該チーム間での失点率により、4失点以内（9回で終了の場合）なら2次ラウンドの1位通過が決定。5失点以上ならオランダが2次ラウンドを1位通過し、日本は16日にイスラエルと2位通過を懸けたプレーオフに臨む。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count