侍J小久保監督、国内6戦で一番の成長は小林 捕手固定「当初考えてなかった」

16日に渡米、「相手の選手に名前に負けしないことが重要」

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で4大会連続の4強進出を決めた野球日本代表「侍ジャパン」の小久保裕紀監督が16日、2次ラウンド突破から一夜明けて取材に応じ、ここまでの6試合で最も成長した選手として小林誠司捕手(巨人)の名前を挙げた。

 27歳は侍ジャパンが開幕6連勝をマークする中、全試合でスタメンマスクを被り、守備だけでなく、意外性のある打撃でも貢献。打率.444、1本塁打、6打点の好成績を収めた。

 ここまで最も成長した選手を問われた指揮官は小林の名前を挙げ、「当初は(正捕手の)固定として考えてなかった。伸びたというより代表のキャッチャーとして豪華な投手陣に遠慮することなくいいところを引き出そうとやってくれた」と高く評価した。

 チームは16日に決勝ラウンドが行われる米国に向けて出発する。21日(日本時間22日)にロサンゼルスで戦う準決勝の前に2試合の練習試合を予定しており、「本番に向けて中継ぎに1試合ずつ投げさせたい。あとは先発をしっかり決めていこうと思う」と指揮官。2次ラウンドのF組はまだ2試合を終えたばかりで対戦相手は決まっていないが、ドミニカ共和国、プエルトリコ、アメリカ、ベネズエラとどこが勝ち上がってきても強敵ばかりだ。

 準決勝以降に思いを巡らせて「眠りは浅かった」という小久保監督は「出てくるのは全員がバリバリのメジャーリーガー。球場の雰囲気にのまれない。相手の選手に名前に負けしない。これが重要だと思う。結束力を持ってやっていきたい」と力を込めた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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